CD-ROMブートやフロッピーブートの場合, "boot:" プロンプトが表示されます. ここで, 単に "Return" キーを押すとGUIインストーラが起動します. 強制的にCUIインストーラを選択したい場合は, "text" と打って "Return" キーを押して下さい. フロッピーブートの場合, インストール方法の選択 で説明するインストール方法を選択するために, 一度CUIインストーラになります. この後, インストール方法に "CD-ROM", "NFS", "Hard Drive" のいずれかを選択した場合は, GUIインストーラになりますが, "HTTP", "FTP" を選択した場合はもれなくCUIインストーラになります.
注意:
十分にRAMを搭載していない場合は, GUIを選択していても強制的にCUIによるインストーラが起動するようになります.
CUIインストーラでは, いくつか選択を行ったり, 文字入力を行う必要があります. 操作の仕方は以下の通りです.
また, テキストモードで選択メニューが表示された時には, キー入力をすると先頭の文字がそのキーに一致する項目が表示されます.
本マニュアルでは, 基本的にGUIインストーラに沿ったインストール手順を説明して行きますが, CUIインストーラでもその内容はほとんど変わりません.
CD-ROMブートの場合はCD-ROMからのインストールになりますが, フロッピーブートやネットワークブートの場合, インストール方法を選択しないといけません. インストール方法には次の5つを選択することができます.
Vine Linuxのインストーラでは, "Ctrl+Alt+F?" の組合せのキーを押すことで, 仮想コンソールを切替えることができます. 仮想コンソールにはさまざまな情報が表示されますので, 有効に活用して下さい. 以下にそれぞれの仮想コンソールに表示される内容を示します.
CUIインストーラ
シェルプロンプト
インストールログ
システムに関係するメッセージ
その他のメッセージ
GUIインストーラ
SPARCではコンソール上で日本語を表示することができませんので, CUIインストーラでインストールする場合は, 必ず "English" を選択して下さい. GUIインストーラでインストールする場合は, 日本語が表示できますので, "Japanese" を選択して下さい. ただし, CUIインストーラの段階で "Japanese" を選択した場合, GUIインストーラが起動するまでは文字が化けますので注意して下さい.
"English" を選択した場合は, メニューなどが英語表示になります. メニューなどで 日本語を表示させるには, "/etc/sysyconfig/i18n" を以下のように修正してください.
LANG="ja_JP.eucJP"
LANGUAGE="ja"
これで再起動後, メニューなどが日本語になります.
使用するキーボードを選択します. 日本語Sun Type4/5キーボードをお使いの方は, レイアウトに "Japanese" を選択して下さい.
各項目設定後に, "設定をテストする" の欄にカーソルをあわせて, キーボードの設定が正しく行われているかどうか確認して下さい.
ここまでの設定が終ると "Vine Linux System Installer" の画面が現れます. さあ, いよいよVine Linuxの本格的なインストールの開始です. "次" をクリックして下さい.